9月末。兼ねてより憧れていた涸沢カール。一生に一度は訪れたいと言わしめるほどの紅葉。
その涸沢カールにてテント泊をしてきましたので、その様子を写真と共に紹介していきます。
普段の旅行記や本の紹介とは違ういつも以上に緩い雰囲気をお楽しみただければ幸いです。
それではいきましょう。
登山データ・登山コース大まかに
今回登山を行ったのは、上高地から涸沢カールへと向かう代表的なコースを利用しました。
- 【1日目】上高地バスターミナル・・(60分)・・明神・・(60分)・・徳沢・・(60分)・・横尾・・本谷橋・・(120分)・・涸沢
- 【2日目】涸沢・・(60分)・・本谷橋・・(45分)・・横尾・・(45分)・・徳沢・・(45分)・・明神・・(45分)・・上高地バスターミナル
1日目 天気 晴れ 総移動距離:17.3km 移動時間:7時間15分
2日目 天気 雨 総移動距離:16.9km 移動時間:5時間2分
2021年9月25日/26日 1泊2日
行きは快晴で歩きやすくゆったりと登山ができました。
帰りは朝から雨。全身ずぶ濡れになりながら帰宅となりました。
涸沢カールの登山風景・写真など
上高地バスターミナルから横尾まで
出発は上高地バスターミナルから始まります。
新宿からの深夜バスで午前5時30分頃に上高地バスターミナルに到着しました。朝から既に登山客の方達で賑わいを見せ、登山届を提出して出発です。
上高地までのアクセスは、車両規制のため基本的にはバスのみとなります。車で向かう方は周辺の駐車場からシャトルバスに乗り換えが必要です。
9月末から10月上旬の紅葉時期は混雑必須のため事前に予約が必要。
9月中旬に9月の最終週に予約をしたところ、既に満席のバスも目立つ状況でした。
バスターミナルから5分ほど歩くとみえてくる『上高地の河童橋』。
実は初めて訪れましたが、きれいな空気と少しの肌寒さがとても心地よかったです。
河童橋を後にしさらに進むと小梨平キャンプ場がみえていきます。そこから1時間ほど歩くと第一のポイントである『明神館』に到着です。
明神池など歩いて回れるスポットもたくさんあります。上高地からの散歩コースとして観光客の方でも行けます。
さらに1時間歩くと『徳沢』に到着です。
朝の光が木々に刺さり、徳沢ロッヂが神々しく感じました。
川の水が透き通っていて気持ちがいいです。
早朝のキャンプ場の雰囲気が好きです。
近くに鳥が止まっていましたが、写真を撮っても逃げずに望遠レンズ無しでここまで撮れました。
徳沢を出てまた1時間ほど歩くと次のポイントである『横尾』に到着です。ここまでは、登山道がしっかりと整備され歩きやすくほとんど疲れることがなく到着できました。
この橋を超えるといよいよ登山が本格的にスタートです。
横尾から涸沢カールまで
横尾を出て少しずつ歩いていくとまた1時間ほどで『本谷橋』に到着です。ここでお昼を食べました。
流れる川の水と眩しい日差しが気持ちよく少しばかりゆっくりしてしまいました。
少し歩いては見晴らしの良い景色が見えてきて、思わず撮ってしまいました。
段々と見えてくる景色に秋の色づきを見せてきます。
断崖絶壁の眺めのいい登山道が続き、景色も相まって足が進みます。
本谷橋から休憩を挟みつつ2時間弱かかり、いよいよ涸沢ヒュッテに到着というところです。
6時前に出発をして13時に涸沢ヒュッテに到着しました。
涸沢カール テント場
やっとの思いで涸沢ヒュッテに到着し念願叶い、この景色を望むことができました。
2021年の9月末最終週の土日の紅葉は、6〜7割程度の色づきで例年遅くなっており10月の1週目に見頃を迎えるとのこと。
それでも、この夏と秋の中間のような紅葉も堪らなく素敵。
紅葉に感動しつつすぐにテントを設営し、涸沢ヒュッテにてもう一つの楽しみであるおでんとビールを注文しました。
その後は少し散歩に出かけました。
本来であればこの周辺に山の上流からの水が溜まり池になっている筈なのですが、すっかり池が干からびており鏡張りの涸沢カールの写真を撮ることはできませんでした。
涸沢小屋まで歩いて小屋からテント場を見下ろしてみるとこれまた絶景。
少しぼっとしていた気がします。
次第に天気が曇りだし、明日の予報を確認すると大雨。
厚い雲に覆われてしまい星空の撮影は諦めました。
夜にはテントの光が照らされて幻想的な風景に。これでも例年よりは数が少ないとのこと。
この数日前に北アルプスの奥穂高岳周辺で地震があったことが影響されます。幸いこの日は地震の影響を受けず無事に過ごすことができました。
次の日のことも考え早めに就寝。(何度か雲に切れ間がないか確かめましたが一向に天気は回復せず)
翌朝、午前4時頃薄暗い中テントの撤収を始め下山の準備に取り掛かります。
次第に雲の切れ間から景色が見え始め、雨が降る前に撤収を終えることができました。
朝日が山肌を照らし赤く染めるモルゲンロートを拝みたいと思っていましたがそれどころではなく、撤収し朝ごはんを食べているところで雨が降り出しました。
結局、雨の中の下山がスタート。6時半に涸沢ヒュッテから下山を始め11時半に上高地まで帰ってくることができました。
写真を撮る余裕がないほど、雨に打たれこれほどまでにレインウェアを忘れたことを後悔したことはありません。
最後に
今回は、涸沢カールの登山記録と旅写真日記をつらつらと綴りました。
紅葉はもう少しというところ。夜は雲に覆われて星空が見えず。朝から雨でモルゲンロートも拝むことはできませんでした。
それでも訪れて良かったと思えるほどの絶景の数々。来年も行けたらいいな。
以上!
コメント