はじめに
こんにちは。
ツアーの契約形態には、旅行会社で売られているパッケージツアーや航空券などの商品によって異なります。
自分がどの旅行契約を申し込んでいるかを確認するようにしましょう。契約内容による違いもあるのでまとめてみます。
旅行の形態は大きく分けて3つあります。
- 募集型企画旅行
- 受注型企画旅行
- 手配旅行
それぞれの特徴
●募集型企画旅行とは…
旅行会社が目的地や日程、旅行代金などを定め、航空券やホテルなどをセットとして販売し、旅行参加者を募集して実施するもの。
旅行会社でよく目にするパッケージツアーがこれにあたります。
●受注型企画旅行とは…
お客様の希望に応じて、旅行計画を企画し、その企画をお客様が承諾した場合に旅行の手配を行い実施するもの。
所謂、オーダーメイドのパッケージツアーのことです。全くの新しいパッケージツアーから、パッケージツアーで往路の航空会社の変更や途中離脱などの特殊なアレンジを加えるような場合を指します。その場合、追加のアレンジ代金がかかります。
●手配旅行とは…
お客様の希望に応じて、鉄道チケットや航空券、ホテルや旅館などを手配を請け負うもの。旅行代金とは別に、手配手数料がかかる。
鉄道チケットやホテルの宿泊、航空券などを別々に手配するということです。企画旅行と手配旅行では補償内容が異なります。補償内容については下記に記載します。
契約内容による違い
企画旅行(募集型企画旅行・受注型企画旅行) | 手配旅行 | |
---|---|---|
取消料 | 出発日の前日から起算して30日前(国内旅行は20日前)にあたる日付から発生 特定日(4/27~5/6,7/20~8/31,12/20~1/7)は40日前から発生 ※ | 手配にかかる手配手数料およびキャンセル料はキャンセル時に請求される 手配時にかかる手数料は各会社ごとに異なります |
❶旅程管理 | ○ | × |
❷旅程保証 | ○ | × |
❸特別補償 | ○ | × |
❶旅程管理 旅行を定めた日程で実施されるよう必要な管理をすること。不可抗力などの特別な場合で旅行内容を変更しなければならない時に、できるだけ当初の日程に近い形で代替の手配を行う必要がある。
仮にツアーで予約をした旅行で、帰国便が欠航や遅延等によりもともと乗るはずだった飛行機に乗れなくなってしまった時には、代わりの航空券手配を行ったり、サポートをしたりする必要が旅行会社にはあります。
❷旅程保証 航空会社やホテルなどのオーバーブッキングなどで、契約書面どおりにサービスの提供がなされなかった場合に、旅行会社が旅行者に対し変更補償金を支払う必要がある。
ホテルや航空会社では、キャンセルの発生を見越して本来搭乗・宿泊が可能な座席数・部屋数より多く予約を受け付けている場合があります。
その推測が外れた場合には、オーバーブッキング(過剰予約)となります。
なお、最終日の帰国便が悪天候等で飛ばず、帰着日が1日延びたような場合の宿泊費については旅行者の負担となりますのでご注意ください。
❸特別補償 旅行参加中に起きた急激、偶然かつ外来の事故によって、生命や身体・手荷物を損害を被った場合、旅行事業者から支払われる一定の補償金、お見舞金が支払われます。
手荷物の置き忘れ又は紛失は、対象外となるため補償金を支払われないのでご注意ください。
まとめ
契約形態が手配旅行の場合には、あくまでも航空券やホテル等をお客様の代わりに手配を行っているということになります。
そのため、旅行中に起きた事故・急な旅程の変更等も、旅行会社で責任を負う必要がなく、補償や管理を行うこともない点にも注意です。
また、企画旅行での契約の場合も、悪天候による航空便の遅延・運休、天災、置き忘れや紛失による手荷物の損害等も対応できないので、必ず海外旅行保険に加入しておくことお勧めします。
自分がどの旅行形態で参加するのか条件書や申込書に記載があるので、必ず確認するようにしましょう!
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