
今回は人気小説家である原田マハさんの書いた旅にまつわる本をご紹介していきたいと思います。
自身も小説になる前には、日本の森ビル森美術館やニューヨーク近代美術館に勤務していた原田マハさんは、美術作品や芸術家たちにまつわる小説を数多く出版されています。
そんな、原田マハさんですが「アート」と同じくらい「旅」「グルメ」に情熱を注がれています。
そこでこの記事では、原田マハさんと一緒に旅をしている感覚で楽しめる「旅エッセイ」から「旅行小説」をご紹介いたします!
「原田マハさんの小説が好きな方」「旅行気分に浸れる本をお探しの方」は是非ご覧ください。
やっぱり食べに行こう

誰かと美味しいを分かち合いたいグルメ旅行
著者の「グルメ旅」をテーマにしたエッセイ集。一つ一つの話が短いため空いている時間にすこ時ずつ読めてしまう作品です。
世の中が便利になったことで、家族や友人たちと観光地に行かなくてもひとりでどこにでも行けるようになった今だからこそ、誰かと「美味しい」という気持ちを分かち合いたく書かれたエッセイです。
この本を読んで一緒に美味しいを共有しましょう。
その土地の名前が冠された食べ物を食べるというのが著者のこだわり。
「天津で天津丼」「北京ダックを北京で」「ハンバーグをハンブルグで」という旅が非常に面白そうで、実際に食べようとする執念に圧倒されました。
読んでいてヨダレが出てきてしまうこの本は、深夜に読むのはやめたほうがいいかも知れません。
フーテンのマハ

どこにでも自由気ままな旅エッセイ集
旅が大好きな著者が本の取材旅行、プライベートの旅まで世界中から日本中を旅しまくります。
題名の通り、自称“フーテンのマハ”を名乗る著者がグルメやアートを求めてあちこち駆け回る旅行エッセイです。過去のあの作品は、この旅から生まれた!?
芸術作品とその小説を作り出す際には、こんな取材旅行をしているのだなと感心してしまいます。
自身も美術館で働いていた経験があるほど、アートに愛情と情熱を注いているのが伝わります。
友人とのぼよよんグルメ旅から著者の愉快な人柄が伝わる楽しいエッセイでした。
旅屋おかえり

代わりに旅に出かけます!旅の代行人”おかえり”
崖っぷちのタレントがひょんなことから“旅の代行人”に。
訳あって旅に行くことができない人たちからの依頼で、主人公の『おかえり』こと丘えりかが誰かの代わりに旅をします。
行く先々で出会った人々を笑顔に変えていくハートフルな物語です。
以前のように気軽に旅に出かけられない今だからこそ、おかえりに旅に行ってもらう気持ちで読み進めていくのも良いかもしれません。よく出来すぎた話もこんな時だからこそ必要なのではないでしょうか。
さいはての彼女

人は何度でも立ち上がれる!旅で出逢った少女との物語
25歳で起業した女性社長が信頼を置いていた秘書に会社を去られ、失意の中一人旅へ。
沖縄でゆっくりバカンスと思っていたら、何故か女満別空港に!?旅で出逢った人たちと触れ合って自分と向き合っていくストーリー。
旅を通して、何度でも立ち上がれる“再生”をテーマにした短編小説です。
風を走り抜けるような疾走感がたまらない物語で、スカッとできる爽快感があります。
スグにでもチケットを取って、宿を予約して旅行に出かけたくなりました。安全で帰る場所のある旅行に。
ハグとナガラ

一緒に旅に出よう。もっと足掻いてもいいはず。
恋にも仕事にも絶望していたハグが、突然親友に旅に出ようと誘われる。
女二人の自由気ままな旅。成功しなくったて、自分らしく人生を生きていればそれでいい。
心があたたかくなる旅物語が詰まった短編小説です。
大人になっても一緒に旅行に出かけられる友人がいることが何よりも素敵なことだなと思いました。「フーテンのマハ」にも出てきた旅友と自分をモデルにしているようでした。旅行記であるが、二人の日常生活の悩みや出来事を本にした小説でした。
丘の上の賢人 旅屋おかえり

あなたのふるさとはどこですか?
『旅屋おかえり』の幻の札幌・小樽編。
元アイドルで旅の代行人のおかえりが次に訪れたのは北海道。
ある動画に映っている人物が、かつての恋人かどうか確かめてほしいという依頼。依頼人の地元であり、初恋の人と過ごし、家族である姉との思い出のこる地へおかえりが旅をする。
フーテンのマハ北海道旅エッセイやおかえりデビュー前夜を描いた漫画も収録。
仕事とはいえ、おかえりの旅の本質である楽しむことは忘れない姿が素敵です。
恋人や家族、友人や誰でも「おかえり」と言ってくれる場所や日常がある限りそこは“ふるさと”なんだと思います!
まとめ
今回は、原田マハさんの旅にまつわる本たちをご紹介しました。
旅の楽しさを改めて感じることができる本や、旅を通じた心温まる物語など旅行体験ができる本ばかりです。旅行になかなか行けない今だからこそ、ゆっくり本を読んで過ごすのも良いですね。
原田マハさんの小説を読んだことある方でも、まだ読んだことのない方にもどちらでもお勧めできる本になりました。
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