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最近読んだ旅行記・旅の本を紹介したい。【2021年3月版】

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すっかり暖かくなり、どこかの公園や日当たりの良い場所で本でも読みたくなりますね。

熊

先月読んだ本を紹介するよー!

お時間のある方は是非読んでみてください。

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わたしのもう一つ国 / 角野栄子 著

 母娘で旅する20年ぶりのブラジルの旅 

あらすじ

「魔女の宅急便」シリーズで世界的に評価されている童話作家の著者。20代の時に移民としてブラジルに渡り、過ごした街を20年後に再び娘と訪れる母と娘の旅エッセイ

懐かしい思い出の街並みの変貌と変わらないブラジル人の陽気で暖かな気質。母と娘の掛け合いを楽しく描いた心が温かくなる1冊。

感想

娘を見る母として成長を感じながら楽しむ親目線、自分の親のルーツを発見する子の目線2つの目線で楽しめる作品でした。

20年以上経つと見慣れた街もすっかりと変わってしまいます。そこでも変わらない人の温かさを感じた時に心が熱くなりました。

年月が経ってからかつて住んでいた町を訪れる旅、親の故郷を尋ねる旅、どちらも素敵ですね。

ハグとナガラ / 原田マハ 著

 人生をもっと足掻こう。

あらすじ

恋も仕事も失い、絶望していたハグ。突然「一緒に旅に出よう」と大学時代の親友ナガラからメールが届いた。以来、ふたりは季節ごとに旅に出ることに。

人生の成功者になれなくても、自分らしく人生の寄り道を楽しむのもいい心に灯がともる六つの旅物語。文庫オリジナル短編集。

感想

女性2人の旅物語。人生うまくいく事だけではない、それでも一緒に笑い合ったり、助け合える人がいることがとても大切な事だと教えてくれます。

旅の楽しさや旅行のワクワク感、高揚感だけでなく、親の介護や死別など暗い部分も取り上げており、人生の紆余曲折も描かれています。大切な人との時間や旅の楽しさについて再発見できる一冊でした。

こちらの記事でその他の原田マハさんの旅エッセイを取り上げています。

どこでもいいからどこかへ行きたい / pha 著

 日常から距離を取ることも旅のひとつ

あらすじ

家にいるのがどうしてもダメになったら、旅に出る。カプセルホテルやサウナなどの健康ランド、ネットカフェなどどこへだっていい。

場所が変われば、考え方が変わる気分が変わる大切なことは日常から距離を取ること

生き方、考え方を楽にするフラフラとした移動旅の指南書的エッセイ。「旅」や「街」、「住む場所」について著者の考えてをつらつらとゆるく語る。

感想

旅休む場所について、心地の良い脱力感の中にもしっかりとした芯のある主張があるからこそ、嫌味なく納得してしまうエッセイでした。思わず、「確かにな」と共感してしまいます。

日常の中から少し外に出て、抜け出すだけでも気分転換になるし、目的だって観光だってしなくたって旅になる。

著者が本書でも語られる、昼のバスの移動時間。自分も午前中の昼バス旅好きです。

モーターサイクル・ダイアリーズ / エルネスト・チェ・ゲバラ 著

 この旅が、青年ゲバラの未来を変えた。世界を変えた

あらすじ

アルゼンチンの医学生だった23歳のゲバラは、親友と共に中古のバイクに乗って南米大陸縦断の旅に出る。金も宿もなく心のままに1000キロを走破する無鉄砲な計画だった。

青年ゲバラが綴った真実の記録。若者の無鉄砲さ溢れる旅を楽しめる旅の日記

感想

少し読みにくさはあるものの、ゲバラの見た南米の様子や風景が伝わってきます。終始体調が悪そうで、何かあれば人に助けを求める。そしてチャイを飲む。そんな旅です。

若さゆえの危険でハラハラする旅で見たもの感じたことが後に革命を起こすことの火種とも言えるかもしれませんね。巻末の演説では痺れる気持ちになりました

旅の道中でも人を惹きつけることからその素質は十分にあったように感じられます。

終わりに

何かおすすめの旅の本があれば終始募集中です。

それでは、良い旅読書週間を!

2021年5月に読んだ旅の本はこちらから

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