会社員になるとなかなか旅行にいくこともできません。
そんな時には、他の人が体験をした旅行本やエッセイを読むことで旅行の知識や旅行の楽しさを疑似体験することがあります。
自分が訪れたことがある国や地域でも誰か他の視点からその国をみると180度変わってみえることも『紀行文や旅エッセイ』の醍醐味です!
いつか行けるようになる旅行への期待を膨らませる期間としても、この期間に本を読むのはいかがでしょうか?
ということで、最近読んだ本の中から特におすすめできる「旅行・旅に関する本10冊」をご紹介させていただきます!
心があったかくなる“旅エッセイ”
『世界中で迷子になって/角田光代』
旅と買い物にまつわるエッセイ
前半は「旅」に後半は「モノ」にまつわるお話の2つのテーマからなる魅力的なエッセイ集。
等身大の共感が持てる旅のエピソードが詰まったお話ばかりで、どんどん読み進めてしまいました。一見関係ない2つのテーマに見えるが、どこか共通点もありそこも楽しめるポイントです。
読みやすさ:★★★★☆
感動する:★★☆☆☆
旅にいきたくなる:★★★☆☆
『作家と一日/吉田修一』
ANA機内誌『翼の王国』へ連載をまとめたエッセイ集
飛行機の椅子に腰掛け、なんとなく手にとってしまう機内誌。
機内誌には、旅先の情報やその土地の人のインタビューなど面白くてつい読んでしまいます。そこに連載されているエッセイもまた然り。この本を読むとあの時の機内でのワクワクした感情を再び思い出させてくれるような気がします。
椅子に座って、この本を読めばそこはもう飛行機の中!
読みやすさ:★★★★☆
感動する:★★☆☆☆
旅にいきたくなる:★★★☆☆
その他のANA機内誌の本はこちらから
『つばさよつばさ/浅田次郎』
JALの機内誌『SKYWARD』の連載エッセイ集
先ほどのANAの機内誌に続き今度はJALの機内誌のエッセイ集を。
気の向くままに旅に出ながら、温泉地や旅行先で原稿を書く「旅先作家」。そんな暮らしに憧れたベストセラー作家が書いた旅エッセイ。 国内から海外まで面白く笑えてくるような小噺からなるほどなという雑学まで楽しめる本でした。
読みやすさ:★★★☆☆
感動する:★★★☆☆
旅にいきたくなる:★★★☆☆
『フーテンのマハ/原田マハ』
フーテンの寅さんを敬愛する著者がおくる元気になれる取材旅行
『さいはての彼女』や『旅屋おかえり』など旅に関する小説をいくつも出している著者。著者自身も旅が大好きで、フーテンの寅さんを敬愛し、「フーテンのマハ」を自称するほど。
そんな著者と担当編集者のネタ探しの取材旅行エッセイです。この本を読んでから改めて他の作品も読みたいなと思いました。
読みやすさ:★★★★☆
感動する:★★★☆☆
旅にいきたくなる:★★★★☆
今すぐ旅に出たくなる『紀行文・放浪記』
『行かずに死ねるか!/石田ゆうすけ』
世界を自転車で旅する壮大な紀行文
7年半かけて世界を自転車でまわった著者の紀行文です。
自分も一緒に世界一周しているようなそんな感覚に陥ります。旅を始めた当時は、インターネットも今ほど発達しておらず、まさに冒険だったんだろうなと感じます。
そこで出会う絶景や出会う人たちとのエピソードもさる事ながら、著者自身の旅を通じた高揚感が読者にまで伝わってきます。今すぐ飛び出して旅に出かけたくなる本です!
読みやすさ:★★★★☆
感動する:★★★★☆
旅にいきたくなる:★★★★★
『人生に疲れたらスペイン巡礼/小野美由紀』
800キロの道をひたすら歩く、自分を探す旅
カミーノ・デ・サンティアゴ。キリスト教の聖地巡礼の道で、フランス南部から続く800キロの道を徒歩や自転車、バスなどで巡る「道の世界遺産」です。
就職活動で悩んでいた著者が35日間かけ、自分自身を探すための旅が書かれています。
この道は、宗教に関わらず歩く人が多いようで、そこで出会う人たちにも魅力を感じました。孤独だけど孤独じゃない。そんな不思議な感覚です。
エッセイでもあり、紀行文でもあるような本でした。
読みやすさ:★★★☆☆
感動する:★★★★☆
旅にいきたくなる:★★★★☆
『深夜特急シリーズ/沢木耕太郎』
バックパッカーのバイブル的一冊
インドのデリーからイギリスロンドンまで、乗合バスで行くためすべてを投げ打って旅に出た著者の放浪記。
1986年に出版されていたこの本、今読んでも全く色あせずに著者と一緒に旅をしている気分を味わえます。
好きになった場所にはとことんいる。そんな旅の自由さがあって「深夜特急1の香港・マカオ編」から引き込まれました。
読みやすさ:★★★★☆
感動する:★★★☆☆
旅にいきたくなる:★★★★★
『旅・旅行』から学ぶためになる本たち
『国境のない生き方/ヤマザキマリ』
地球のあちこちで暮らしてきた漫画家のパワフルな体験的人生論!
『テルマエロマエ』の著者でもある漫画家のヤマザキマリさんの生き方が書かれている自伝的一冊。地球と共に生きようとする考え方、視野を広く持つことの大切さを学ぶことができました。
とにかく経験して、感じること全てをエネルギーに変えているような人だなと思いました。
この本に書かれている著者が出会った本や映画を観てみたくなり、著者自身の漫画も改めて読んでみたいなと思える1冊です。
読みやすさ:★★★★☆
感動する:★★★☆☆
旅にいきたくなる:★★★☆☆
ヤマザキマリさんが描いた旅の本たちをまとめてみました!
『心がワクワクして元気が出る!37の旅の物語/西沢泰生』
旅にまつわる名言や小噺が詰まった本
この本は、旅についての名言や偉人たちの旅のエピソードなどの小噺が詰まった一冊です。
著者自身は「アメリカ横断ウルトラクイズ」や「アタック25」などでクイズの参加者として海外へ行く機会がありその当時の体験を交えた話がとても面白かったです。
読みやすさ:★★★★☆
感動する:★★☆☆☆
旅にいきたくなる:★★☆☆☆
『派遣添乗員ヘトヘト日記/梅村達』
添乗員さんの嘆き、憂い、喜びが詰まったクスッと笑える1冊
派遣添乗員として働く当時66歳のおじさんが語るお仕事日記。
旅行者と旅行会社の板挟みに耐えながら、なんとか乗り切っていく姿は申し訳ないけれどもおかしく、応援したくなります。
添乗員付きツアーの内情なども派遣添乗員目線で語られていて、とてもためになりました。
読みやすさ:★★★★☆
感動する:★★★☆☆
旅にいきたくなる:★★☆☆☆
終わりに
ここに紹介しきれなかった旅にまつわる面白い本、旅行にいきたくなる本を定期的に紹介していきたいと思います。
おすすめも日々更新していく予定です!
興味がある本があれば、ぜひ読んで見てください。
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