時は師走。全く旅行に行けません。
それでも、旅行記や旅エッセイはいつでも旅に連れて行ってくれます。今月も3冊の旅・旅行に関する本を読んだので紹介します。
今回は世界中の人が読んだ旅の小説、ガイドブックに載らない国を巡る旅、ユーラシア大陸からアフリカ大陸のバックパック旅の3冊です。
アルケミスト 〜夢を旅した少年〜 /パウロ・コエーリョ 著
冒険小説や文学というよりも、自己啓発的小説に感じました。
「自分が何かを望めば、宇宙が協力して、導いてくれる」というような引き寄せの法則の思想や「前兆に従えば必ず成功する」というような運命論の考え方が描かれています。
足元からゆっくりと暖めてくれるホットカーペットのような、優しい温かさの雰囲気のこの本は、今の自分に自信がなかったり、行き場のない悩みを感じている人にはぴったりの小説だと思います。旅と人生をリンクする事で自分ごとに捉えて感じることができました。
地図にない国を行く/宮崎正弘 著
普段、数日の旅行では訪れることのない東ティモールやガラパゴス諸島の旅は興味深く読み進むことができました。
後半にはアジア諸国の文化や他国との情勢を筆者の強い目線で語られており、まるでそれが全てであるかのような語り口調が少し苦手でなかなか先に読み進めることができませんでした。旅へのワクワク感や高揚感は、あまりありませんでしたが、こういう意見もあるのかもしれません。
インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日 / 中村安希 著
淡々と出来事が語られているものの、うちに秘めている思いをひしひしと感じさせてくれる文章で、実際に旅をしているがのように感じさせてくれます。
国を渡るための偽造結婚やボランティアをしたという事実を作るためにインドのマザーハウス(マザーテレサが建てた貧しく、瀕死の状態の人たちがいる家)に向かったりと、大胆な行動を取りまくります。同じような旅をしろと言われても、真似できるものではないなと圧倒されました。
旅行に行った気になると同時に、どうしようもなく旅に出たくなります。
まとめ
1ヵ月に数冊読むことで、何度も世界旅行をしている気分に浸れます。しばらくは、旅行に行けない日々が続きますが、本をよんで旅行気分に浸ってみてはいかがでしょうか?
読みすぎると、旅行に行きたい欲が強くなるので注意が必要です。
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