各国へ訪れた旅の本やその土地の歴史や文化を知ることを目的とした、
『○○に行く前に読んでおきたい旅の本を紹介する』このシリーズ。
第5弾です。
今回は、日本人から大人気の観光地「台湾」にまつわる本をご紹介。日本からの観光客の方が知らない台湾を改めて感じることができる本を紹介していきます。
台湾に行ったことのある方も、そうでない方も新しい台湾の良さを感じることができるはず!
旅のお供に台湾の旅の本はいかがでしょう。
それではいってみましょう!
路 / 吉田修一 著
台湾に新幹線が走る日。その裏にはさまざまなドラマがあった。
商社の台湾支社に勤める日本人女性と日本で建築家として働く台湾男性の巡り合い。台湾で生まれ戦後日本に移った老人の後悔。台湾でのんびり暮らす台湾人青年。
台湾の新幹線を背景に、日台の人々が国や時間を越えて繋がる想いを描いた小説。
それぞれの視点から物語が進み、関係なかった人たちが交差してゆく。
実際に台湾で新幹線が通った際には、これ以上にドラマがあったのかも知れない。人の物語もさる事ながら、読み進めていくと台湾への赴きたくなる1冊です。
空港時光 / 温 又柔 著
日本と台湾を行き来する空港での短編集。
日本と台湾の関係、日本と台湾と中国との関係。日本史でも世界史でも触れることが多くないが知っておくべきことがたくさんある。
日本国籍を保有し、日本で生まれ日本で育った人たちは、空港やイミグレーションで国籍を意識することはほとんどないだろう。自分もその一人だった。 パスポートを見せるあの空間にも色々な物語があるんだ。
美麗島紀行 / 乃南アサ 著
「かつて日本人でした」そう言われるとなんだか近いようで遠くに感じる台湾の人たち。 同じ敗戦を経験しているが、戦争を境にお互いの国に急に分けられた人々。
アニメ映画のモデルになったとされる旧市街地や小籠包をはじめとする中華料理に魅了される人気の観光地。台湾に対する表面的なイメージしか知らなかった。
この本を読むことで台湾の歴史やなぜ、台湾の人たちが親日家と言われるのかが分かった気がする。 台湾を知ることで日本の歴史を学ぶことになるとは思いもよらなかった。
「環島」 ぐるっと台湾一周の旅 / 一青 妙 著
「環島」とは島を1周ぐるっと周ること。 台湾を周ることで新しい台湾を発見するかもしれません。著者が8泊9日かけて自転車で台湾を巡った記録。
ロードバイクで駆け巡る自転車旅、走り出したくなる1冊でした。
その他も自動車や電車で巡る旅の回り方まで教えてくれます。
日本の旅行者の多くは、台湾の台北を巡ることで台湾を知った気になってしまうことが多いですが、この本をきっかけに台湾の他の地域も巡りたいと思えるようになる気がします。自分の中の固定概念化している台湾のイメージを変えていく旅をしたいです。
台湾にイキタイ
本日は、台湾にまつわる本を紹介いたしました。
日本から一番馴染みのある海外旅行先として、こちらの本たちを持って台湾旅行はいかがでしょうか。
それぞれの国にまつわる旅の本はこちらから
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