地球上を旅して冒険したい。開高健ノンフィクション賞受賞のオススメ紀行文3選

旅の本、旅行に関する本を読み進めて行く中で、自分の特に好きなジャンルがなんとなくわかってきました。旅の中でも「冒険」や「探検」に関する紀行文。

興味を持ったのは、2012年12月に読んだ一冊の冒険記からでした。

12月に読んだ「インパラの朝」が「開高健ノンフィクション賞」というもの受賞していることを知り、その他の受賞作品にも興味を持ち始めたのがきっかけです。

これから紹介する本たちは、更に現実離れしていることをやって退けた人たちの紀行文

今回は、旅や冒険にまつわる本の中から特に気になって読んでみた「開高健ノンフィクション賞受賞作品」をご紹介します。

  • 冒険の旅や紀行文が好きな人にオススメです!
  • ノンフィクション作品が好きな方にオススメです!
スポンサーリンク

開高健ノンフィクション賞とはなんぞや?

開高健ノンフィクション受賞とは

出版社の集英社学芸編集部が主催する、冒険の探究心や人間洞察の力で描かれた数々の作品たちを残し、日本のノンフィクション文学に多大な功績を残した「開高健」を記念して創設された賞です。

2020年時点で18回目を迎えている賞です。

公式サイトはこちらから

開高健とは

 1958年に「裸の王様」で芥川賞を受賞された作家。1964年に臨時特派員として戦時中のベトナムへ赴き、100日の体験を記録した『ベトナム戦記』。自身が釣り師としてブラジルのジャングルに挑んだ記録『オーパ』などノンフィクション文学の傑作を残してきた。

クオッカ
クオッカ

今回は、その受賞した作品の中から、旅や冒険に関わる作品を集めてみました!

最後の冒険家/石川直樹 著

熱気球で太平洋横断の夢を追いかけた最後の冒険家の物語

  • 第6回開高健ノンフィクション賞受賞
  • 2008年 単行本発売,2011年 文庫本発売 216ページ
あらすじ

熱気球での冒険で数々の記録を打ち立てた神田道夫。太平洋横断中に消息を絶った彼の軌跡を追う。著者と神田との出会いから、自身も副操縦士として同行した太平洋横断の様子を事細かに淡々と語られています。

著者が語る「冒険」とは何か。地図に空白がなくなったこの現代に冒険家にとって大切なことが描かれる。

熱気球の滞空時間と飛行距離で世界記録を樹立、ヒマラヤ8000m峰越えも達成した日本人。公務員の仕事をしながら、気球を飛ばし、世界へ駆け回る神田道夫。

高度8000メートルを超え、時速150キロの世界。想像もできない体験だったと思います。

1回目の太平洋横断に同行した著者が語る彼の人物像や周囲から語られる神田の話を聞いて、熱気球で空へ、記録へ挑戦することの熱意やひたむきさを強く感じました

確実に成功するとわかっていることをなぞるのは冒険ではないし、あらかじめ知り得ていることを確かめるのは探検ではない。だから、人は興味を惹かれるのだ。

最後の冒険家より引用

インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日/中村安希 著

全てを捨ててユーラシア大陸からアフリカ大陸を横断の旅へ

  • 第7回開高健ノンフィクション賞受賞
  • 2009年 単行本発売,2013年 文庫本発売 296ページ
あらすじ

26歳だった著者が全てを処分してユーラシア大陸からアフリカ大陸を横断、縦断する2年間の旅に出た物語。

危険地域とされるイランやイエメンで出会ったあたたかな人々や貧しいくらしをしているとされるアフリカ諸国で感じた心の豊かさなど、体験してはじめて感じることのできるリアルな旅が描かれる。

ひとつの国ごとに、体験したこと感じたことを短いエピソードでまとめています。

冷静に出来事が語られているものの、うちに秘めている思いをひしひしと感じさせてくれる文章で、実際に旅をしているがのように感じさせてくれます。

金銭的豊かさが果たして本当に幸せだと言えるのか?生活援助をすることで解決したことになるのか?筆者が実際に目で見て肌で感じたことがこのまま文章に書かれていて、考えさせられることが多かったです。

空白の五マイル/角幡唯介 著

世界最大級のツアンポー峡谷へ挑む冒険家

  • 第8回開高健ノンフィクション賞受賞
  • 2010年 単行本発売、2012年 文庫本発売 320ページ
あらすじ

チベットにある世界最大のツアンポー峡谷に挑む冒険家たちの足跡と、そこに残された地図にない「空白の五マイル」を目指した著者の探検記録

当時人類未到の地と呼ばれていた峡谷へと調査する筆者が、命も顧みずに挑み続けた先に見た景色とは。

著者自身が探検をした記録だけでなく、ツアンポー峡谷に挑んだ他の探検隊たちの記録、日本の撮影隊のエピソードだけでも十分に読み応えのある内容でした。

著者の探検の記録の中では、チベットの山奥で暮らす人たちの文化や中国との関わり合いなどが描かれており非常に興味深い内容でした。

生きるか死ぬかの境地に絶った時にとる緊迫感や冒険への没入感が強く感じられる1冊です。

探検とは、旅とは何か著者自身の視点が周りの人とは一銭を返すため、それこそが冒険家と呼ばれる所以だろうなと感じました。

冒険は生きることの全人類的な意味を説明しうる、極限的に単純化された図式なのではないだろうか。

空白の五マイルより引用

ちなみに2020年の受賞作品は、、、

『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』エベレストで滑落死した人気登山家の謎を追うノンフィクション作品。

クオッカ
クオッカ

この作品も気になる、、、!

クオッカ
クオッカ

各回の受賞候補作品が分かるサイトも下に添付しておきますので、気になる方は是非ご確認ください!→こちら

最後に

今回は、『開高健ノンフィクション受賞作品 3選をご紹介しました。

どの作品も引き込まれるような没入感と自分自身も体験しているような感覚に陥るほど、心を掴んで離さない本ばかりで個人的にどれもオススメです!

リスクを恐れず、自分のやりたい事を突き詰める人たちは魅力的ですね。

昨年の受賞作品や開高健さんの本も是非読んでみたいと思いました!

以上!

コメント

タイトルとURLをコピーしました