2021年下半期がスタートしました。
今月も、旅の本を読み進めていきたいと思います。
今回は旅エッセイ集や少し変わった撮影旅、移住での暮らしエッセイ、世界を学ぶ本などさまざまなジャンルの本を読みました。
気に入った本や気になる本がありましたらぜひ読んでみてください。
それでは紹介していきます。
地上に星座をつくる / 石川直樹 著
ヒマラヤ遠征を繰り返し、旅から旅へ。北極海でシロクマと出会い、知床ではヒグマと一夜を過ごし、沖縄でクジラの亡骸に手を合わせる。
震災後の福島、帰りたくなる宮古島、秘境の温泉のある能登。カメラを携え旅をする日常を通して世界を見つめる。
未知への旅へと冒険心をくすぐる1冊。
雑誌『新潮』にて連載されていた著者の短いエッセイをまとめた作品。
旅、山、カメラ、全てを愛し愛された人のようだった。
各地で取材や撮影を行う中で、しっかりと土地を理解する著者がとても素敵。
勿論、ヒマラヤ登山を繰り返し、自分の欲求に従って挑み続けるところも尊敬する。
子どもたちに写真の楽しさ、面白さを伝える授業も受けてみたかった。
訪れた場所を辿った軌跡が地上に星座をつくる。
旅行けばネコ / 岩合光昭 著
動物写真家として、生粋の猫好き写真家として有名なイワゴーさん。著者が撮る猫たちの写真は皆微笑んでいるように。
猫が幸せに暮らせる街は、そこに住む人も幸せで優しさ溢れる。 ニッポン全国のいい猫を探す旅に今日も出かけます。
本書の後半では、「岩合光昭のスーパー猫写真術」もご紹介。
旅先で出会う猫って人と同じように、性格や態度も違う気がする。
個人的に旅行で出会うたびに撮り溜めてる猫写真を見返すのが密かな楽しみなので共感できる。
あくまで猫優先。ありのままの姿を写し出している著者の作品がとても素敵で猫を通じて、旅をしている感覚になりました!
文庫で読んだけど、大きな写真集でも見てみたい。
旅の人、島の人 / 俵万智 著
沖縄の石垣島に移住してはや3年。「旅の人」と呼ぶには長く、「島の人」というにはまだ早い。
住んでみたからわかること、慣れてないからこそ驚けること。日々新しいことの連続。
旅人でも島人でもないどっちつかずの状態だからこそ感じることがある。楽しみながら綴った移住子育てエッセイ集?
『サラダ記念日』でお馴染みの俵万智さんの移住した石垣島での日常エッセイ。
東日本大震災を東北で経験し、それを気に石垣島へと移住した著者の記録。 沖縄や石垣島での生活は驚きの連続。
島で暮らす非日常がだんだんと日常になっていく様が移り住むことの実感を沸かせてくれる。お子さんの成長もだんだんと感じてくる。
短歌のことはあまり分からないけど、情景が目に浮かぶ著者の短歌が素敵でした。
石垣島の風を感じる一冊。沖縄に行きたくなる季節になってきた。
ビジネス教養 地政学 (サクッとわかるビジネス教養)
新型コロナウイルス後、中国がより台頭する!?イギリスにとってEU離脱がチャンスな理由。
アメリカにとって超重要な沖縄基地。本当の世界情勢がわかる!防衛のプロへも指南、地政学の第一人者が伝授!
地政学とは何か?世界の現状をわかりやすくイラストや図で説明をしてくれる入門書的1冊。
自分たちの都合のいい平和論に流されない。 世界がどのような状態かを知らずに、ただ綺麗な街や美しい景色をみるだけの旅行に違和感を覚えていた。
ただ訪れるだけでなく、その土地の現状や背景を知ることは旅行に行く場合でも必要な気がする。
世界の状況を分析するための“地政学”の入門書としてぴったりの一冊でした。読みやすくとっかかりやすい!
日々の情報は目まぐるしく変化していくので、こうした入門書は最新のものを買うのが良いかもしれない。
最後に
今月は、少し早めに今月に読んだ旅の本を紹介しました。
海外旅行への兆しが見えたと思った矢先、また遠いてしまった…。
必ずまた旅行へ行ける日を信じて、今日も旅の本を読んでいきます。
旅行へ持って行くなら電子書籍がおすすめ
荷物がどうしても多くなる旅行に本を何冊も持って行くのは、どうしても気が引けてしまいます。
旅行のガイドブックはもちろんのこと、小説や新書だって便利なのが電子書籍。
Kindle端末は旅行好きにはぴったり!
- 機内や車内暗闇で常夜灯をつけるのが気が引ける。
- 旅行中の荷物が増えてしまう。
- ホテルのお風呂場でリラックスして本が読みたい。
→全てKindleで解決できます!!
コメント