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最近読んだ旅行記・旅の本を紹介したい。【2021年5月版】

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2021年5月。『今月の旅の本』を紹介していきます。

以前読んだことのある旅のエッセイから世界でみた現状のレポートまで合計4冊です。

世界を移動する旅にも、旅行、留学、仕事。様々なスタイルの旅があり、それぞれの理由で訪れる国の印象もまた変わってくるなと感じました。

今回もお時間がある方はぜひ立ち寄ってみて下さい。

先月読んだ旅の本はこちらから

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わたしのマトカ / 片桐はいり 

この本のあらすじ

 映画「かもめ食堂」の撮影で1ヶ月間滞在した北欧の国フィンランド。

そこで出会ったシャイだけど優しい人たち、ゴムの味のする伝統的お菓子、「地獄」という名のパブ。

美しい湖や森林、サウナ、可愛らしい雑貨だけじゃない哀愁漂うフィンランドの滞在記

感想

海外旅行に行けるようになったら、フィンランドに行きたいと思い再読しました。

読んでいて心地よくなる一冊。

片桐さんならではのユーモア溢れる文章と滲み出るフィンランドの人たちの温かさが伝わります。

撮影を終えてひとりで言葉も分からないまま農場生活をする「ファーム・アローン」の話が特に好きでした。

読んだ後に旅行から帰ってきた時のような雰囲気を感じることができます。 

キウィおこぼれ留学記 / 小林聡美

この本のあらすじ

 突然訪れたニュージーランド留学への切符。秋の終わりのニュージーランドへひとりホームステイ。

そこで出会った初老の優しい夫婦。久しぶりの英語の授業に悪戦苦闘しながらも学生気分を満喫。

午後はニュージーランドの街へ出かけてみる。短いけれど刺激的な10日間の留学体験記

感想

 「珍しい、ニュージーランドの旅の本だ」「あ、僕らの時代のナレーションの小林聡美さんの本だ」と思い手に取りました。

入学した手の緊張感や日々の学校生活のドキドキ感を思い出す1冊です。

留学経験がない自分にとって、擬似留学、擬似ホームステイができ、加えて旅の情景を味わえるお得な一冊でした。

ニュージーランド、一度は訪れたい場所のひとつ。この本に刺激され読書中にニュージーランドの留学を検討してしまいました。

「国境なき医師団」を見に行く / いとうせいこう

この本のあらすじ

世界各地で活動する国境なき医師団(MSF)たちに同行し、彼らが行なっている活動や各国の現状を伝える現場からのリアルなレポート

大震災を経験したハイチ、中東からの難民を迎えるギリシヤ、フィリピンのスラムで見た性教育プロジェクト、南スーダンから流れてくる難民たちを受け入れるウガンダ。

4つの国でみた取材記録。

感想

 恥ずかしながら『国境なき医師団』という名前は知っていても、その活動の全貌までは知ることなく生きてきました。

この本を読んで、彼らが日々行っている活動、そこで働く人たちを知るきっかけとなりました。また、世界で起きている問題を改めて現実のものなんだと突きつけられました。

国境なき医師団で働く人たちは何も医療関係の人たちだけではない。

水道のインフラ整備、メンタルケアワーカー、さらには、宗教上の違いを理解する文化的仲介者と呼ばれる人たちまで多くのスタッフたちが働いていることを知りました。

60歳を過ぎてMSFに入ったドイツのおじさんの「そろそろ誰かの役に立つ頃だと思った」という発言。MSFの活動は“傷口に絆創膏を貼る”という表現。いろいろな言葉が刺さります。

現地のレポートが重たくなり過ぎず、読み進めていけるのは作家である著者ならではだと思いました。

『国境なき医師団』が身近に感じられるようになる一冊です。

ももこの世界のあっちこっちめぐり / さくらももこ

この本のあらすじ

1996年5月から半年間にわたって世界中をめぐった記録。各地で見た感動や驚き、ハプニングまで全てを詰め込んだ旅。

スペインのガウディに魅了され、イタリアでステンドグラスを購入、バリではナシゴレンと素敵な絵に心動かせれる。

父ヒロシ憧れのグランドキャニオンに行くアメリカの旅から初めてのハワイ旅行。ちびまる子ちゃんでお馴染みの作者の旅エッセイ。

感想

 心のときめきのままに描かれた旅エッセイと話の途中で描かれる優しい絵に惹かれる作品でした。

気に入ったものは、とにかく買う・お土産にする豪快さと高い料理でも美味しくなければまずいと言える素直な文章が読んでいて嫌な気がしない。

むしろ面白かったです。 

ファーストクラスの中から始まる旅で、ホテルも高級リゾート、レストラン。現地コーディネーターは日本語対応。テーマは安心安全・清潔。 昔の出版社の企画っていいなと思ったりしました。笑

著者独自の感性が垣間見れる一冊。

最後に

作者が有名な4人の作家さんたちの旅の本を紹介しました。

それぞれ面白さや興味深いところは違うものの、新しい価値観や考え方を見つけられる旅は素敵だなと感じました。

また、海外旅行に行ける日が近づくまで、もう少し頑張りましょう

以上です。また来月。

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