10月も早いものでもうすぐ終わりを迎え、9月の残暑からいきなり寒くなりました。
(僕たちの秋はどこへ…)
今月も旅にまつわる本やガイドブックなどを読み進めております!
今回読んだ本は全部で4冊。
それでは行ってまいりましょう!
バウルの歌を探しに バングラデシュの喧騒に紛れ込んだ彷徨の記録/川内有緒 著
インドとバングラデシュの境にあるベンガル地方では、修行放浪者として俗世間から離れ、歌を生業に生活する「バウル」と呼ばれるものたちがいた。それらは、宗教なのか哲学なのかどちらでもないのか。
彼らの歌に導かれるように聖者廟、聖地、祭、ガンジス河を転々として見つけたものとは。 バングラデシュを訪れたノンフィクション紀行文。
著者の旅の準備から、少しずつ「バウル」について学び理解しようとするところまで、旅の記憶を追体験できます。言葉の一つ一つから旅情が浮かび、少しだけ「バウル」が何か理解できた気がしました。
世界の美しさを思い知れ/額賀澪 著
人気俳優だった弟が遺書も残さず自殺した。蓮見貴斗と尚斗は一卵性双生児。
弟の尚斗のスマホが見つかり、電源を入れると顔認証を突破できてしまう。弟のスマホの未読メールには、礼文島行きの航空券が届いていた。その答えを知るために貴斗は旅立つ。
弟の足跡を探すために世界各地を巡るロードノベル。
双子という唯一無二の関係の中で、残されたものは何を思うだろう。
各地を旅する中で出てくる情景の美しさもあるか亡くなった人のことを思いながら旅する気持ちも伝わってきてなんとも言えない気持ちになった。「死を受け止める」って難しい。
瀬戸内国際芸術祭2022公式ガイドブック
瀬戸内海に浮かぶ12の島とアートを巡る旅。
島の将来と瀬戸内海から世界に向けたアートと「海の復権」をテーマに開催される『瀬戸内国際芸術祭』も2022年で5回目を迎えます。島モデルコースや観光名所、飲食店などが記載されているだけでなくアーティストたちと地域の先達たちの対談などが掲載されています。
瀬戸内をめぐる旅に必要な情報を網羅した公式のガイドブック。
瀬戸内旅行のために購入。船の時間や料金、鑑賞名所なども記載されていて、瀬戸内国際芸術祭には欠かせない1冊です。
日本全国津々うりゃうりゃ 仕事逃亡編/宮田珠己 著
仕事を放り出して何処か旅に出掛けたい。
鬼編集者のテレメンテイコ女史とともに、流氷ウォークから粘菌探し、立山アルペンルートや高千穂峡でボート体験など興味のままに予算の許す限りの旅を。脱力系旅エッセイ。
旅に出かける理由は人それぞれ。目的のある旅、現実から目を背ける旅、誰かの足跡を探す旅。
旅の本は、その人の旅を疑似体験できる。
今回はそんな中、気楽に読める旅エッセイでした。休日の家のソファーでくつろぎながら読むのが良さそう。
終わりに
今月も旅にまつわる本を読み進めてまいりました。
海外旅行にも比較的行きやすくなった今日この頃。(金銭面が足りないですが…)
今年中にはなんとか海外にも行きたいものです!海外で旅の本を読むのが当面の目標!
来月も素敵な本と出会えますように!以上です。
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