世界遺産検定ってなんだろう? いきなり2級から受けてみても大丈夫なのかな…。
そう考える方にぜひ読んでいただきたいです。
実は、2年前くらいに受けようと思い参考書を購入したはいいものの、全く手をつけることなく今まで過ごしていたので、、、ちょうど良い機会だと思って1から勉強を始めました!
- 世界遺産検定2級の1ヶ月間の学習方法
- 世界遺産検定に出されやすい問題などを解説
まずは、世界遺産検定についての概要から紹介します!
世界遺産検定とは(メリットなど)
まず初めに世界遺産検定とは、NPO法人 世界遺産アカデミーが主催する検定で『世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指すこと』目的とした検定です。
社内推奨資格として採用している企業や入試優遇措置のある大学・短期大学などがあることが受験のメリットとして挙げられています。
資格としてのメリットだけでなく、世界遺産検定の勉強をしていくことで世界各国の知識を付けられ、旅行そのものが楽しくなる検定だと感じました!
世界遺産検定2級の基本情報
受験にあたり世界遺産検定2級の基本情報を記載します。
下記内容は、世界遺産検定公式HPより参照しました。
開催月:3月7月9月12月の年4回
料金:5,900円(税込) 2023年3月12日(日) (第51回世界遺産検定時点)
CBT試験の場合6,900円(税込) 2023年2月26日(日)~3月19日(日)
CBT試験とは、インターネットを活用した受験方法です。詳しい内容はこちらから
▶︎まだ間に合う!ギリギリまで申し込みができる世界遺産検定CBT!メリットと注意点など
2級の合格点
受験資格 | 解答形式 | 問題数 | 試験時間 | 合格基準* |
誰でも受験可能 | マークシート | 60問 | 60分 | 100点満点中60点以上 |
世界遺産検定には、マイスター、1級、2級、3級、4級があります。
1級以上は2級への合格が必須となるため今回は2級の受験をしてみました。
出題範囲
基礎知識 | 日本の遺産 | 世界の自然遺産 | 世界の文化遺産 | その他 |
20% | 25% | 10% | 35% | 10% |
2級 | 世界遺産条約の理念や関係機関について理解し、各地域を代表する世界遺産の多様性を学ぶ | 日本の全遺産 + 世界の代表的な遺産 300件 |
2級の場合、日本のすべての世界遺産と世界の主要な世界遺産300件が出題範囲となっています。
基礎知識と日本の世界遺産を覚えるだけでおよそ45%が取れる!ここが重要だ。
基礎知識と日本の世界遺産を完璧に覚えるだけで45%は取ることが可能となります。そのためこの2つを重点的に学習するのが合格のポイントです。
世界遺産検定の勉強法からロードマップ!
世界遺産検定の勉強にあたり、必ず必要になるのが公式テキストと過去問題集です。
2級の場合公式のテキストから問題の8割が出題されるため必ず購入しましょう!
※世界遺産は登録が抹消されたり、増えたりするので最新のテキストを購入することをオススメします。
私が世界遺産検定の勉強を始めたのは1ヶ月前くらいからでした。
勉強といっても、なかなか手に付かず。1日の合間に少しずつといった具合です。
①テキストを読み込む(試験1ヶ月前の勉強法)
正直やる気が全く出なかったため、読書がわりにテキストを少しずつ読み進めていました。
覚えようと意識せずに行きたい場所を見つけるような感覚で読み進めたので、ほとんど記憶には残らなかったです。
読み物としてもこの公式テキストは面白いので買う価値ありです!
まだやる気が出ません。計画的にやらなければとは思うものの…
②基礎知識・日本の遺産をひたすら学ぶ(試験まで3週間前〜の勉強法)
出題範囲でも分かるように、世界遺産の成り立ちや日本の世界遺産だけで45%出題されます。この出題範囲の勉強に1番力を入れることで合格しやすくなると考えたので、重点的に勉強しました。
その際に利用したのが、世界遺産検定公式HPの学習アシスト(動画)です。
世界遺産の成り立ちを分かりやすく説明してくれているので非常に頭に入りやすかったです。しかし、動画の時間が前編35分、後編32分と少し長かったので倍速にして観ました。
分からなくなった時の振り返りとしても非常に役立つ動画です!
日本の世界遺産では、テキストの小さな文字からも出題されることが多くしっかりと読み込む必要があります。登録基準や建物の名前などまでしっかりと把握しましょう。
【NEXT STEP】世界遺産の基礎知識や日本の遺産を勉強した後は、勉強した部分の過去問だけを問いて、学習の定着度を測りました。
一旦勉強が完了したら、基礎知識や日本の世界遺産に関する問題のみ過去問を解きます。
分からなくなったら再度問題集や動画で確認をし、何度も過去問を解いて基礎知識と日本の遺産は完璧にしていきましょう。
ひたすら過去問→復習→過去問→復習…の繰り返しです。
③最初の世界遺産・文化的景観・シリアルノミネーション・トランスバウンダリーサイトの確認(試験まで2週間前〜の勉強法)
次に勉強したところが、過去問の出題傾向が高い最初の世界遺産や文化的景観に関する世界遺産です。過去問などを見ると必ずといっていいほど出題されており、この部分だけは完璧にしようと学びました。
最初にできた世界遺産12個
- イエローストーン国立公園
- シミエン国立公園
- ナハニ国立公園
- ガラパゴス諸島
- キトの市街
- クラクフの歴史地区
- アーヘンの大聖堂
- ラリベラの岩の聖堂群
- ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑
- ゴレ島
- メサ・ヴェルデ国立公園
- ランス・オー・メドー国立公園
300件もの世界遺産をいきなり全て覚えることは難しいので、出題傾向が高く、そこまで多くない数の世界遺産を纏まりごとで覚えることが大切です。
時間がある時には、世界遺産検定のHPにあるせかけんクイズにも取り組みました!
④興味のある世界遺産から学ぶ(試験まで2週間前〜の勉強法)
出題範囲の高い世界遺産を覚えることができたら、自分の興味ある世界遺産を中心に学ぶようにしました。
自分の場合には、訪れたことのある世界遺産や行きたいと思っている世界遺産から覚えて行ったため、勉強しているという感覚がそれほどなく楽しみながら読み進めることができました。
テキストだと写真のない世界遺産などもあるので、インターネットで検索しながら写真と名前を照らし合わせるように学習しました。
世界の世界遺産の場合、テキストの太文字と最初に書かれる要約を覚えておくことが大切です。
⑤過去問をひと通り解く、過去問に出やすいところを把握(試験まで1週間前〜の勉強法)
ひと通り読み進めることができたら、次に過去問題集全てに取り掛かりました!
過去問を問ていくうちに、出題頻度がとても高い問題や問題の傾向がわかったためもう一度確認と復習を行います。
出題範囲が高いと感じた問題(例)
- 法隆寺の金堂と塔の配置
- 石見銀山遺跡とその文化的景観の登録範囲
- 知床や屋久島の登録基準
- ヨーロッパ建築とその建築例
- 近現代建築の建築家の名前
法隆寺やヨーロッパの建築は必ずと言っていいほど問題に出てきます。確実に取れる問題を増やしていくことが大切です。
⑥直近の世界遺産の出来事を学ぶ(試験まで2、3日前の勉強法)
試験直前には、出題範囲のその他10%に含まれる問題への対応を行いました。
具体的には、
- 次の開催国とその場所の把握
- 日本の次の世界遺産候補
- ニュースや話題になった世界遺産
- 危機遺産になった世界遺産
直近の世界遺産委員会の開催場所や日本の世界遺産候補は必ず確認しましょう!
最近世界遺産になった場所、登録勧告を受けているところは必ずチェック!西表島や徳之島、やんばる地区など。北海道、東北エリア、佐渡島なども!
世界遺産検定の勉強法(番外編)
世界遺産を学ぶためには、世界遺産になっている場所に実際に訪れるのが1番かもしれません。テキストやインターネットの情報だけでは、分からないことや理解が深まります。
とはいえ、今すぐにとは難しいので実際に行った人のブログなどでイメージをつけていきましょう!
よければ、自分が実際に訪れた屋久島と白神山地の記事をご覧ください。
世界遺産検定を勉強した結果、行きたい場所が増えました!
ブログだけでなく、世界遺産の写真集や旅行記の本などを読むのも気分転換としても、勉強としても活用できるのでお得です!
世界遺産好きの俳優、鈴木亮平さんが書いた「行った気になる世界遺産」特にオススメです!!
これ以外はむしろ書き留めることなく、テキストの読み込みと過去問題が中心です。
苦手な項目を重点的に書いて覚えることが大切だと思っています!
世界遺産検定2級に合格して、旅をより楽しもう!
世界遺産検定2級に合格すれば、さらに旅が面白くなります。
是非是非、みなさんも合格目指して頑張りましょう。
次は1級目指して頑張りたいと思います!
↑と言いつつ既に2年が経過!1級まで受けるのであれば、2級合格後すぐが良いです。
モチベーション維持が大変。気長に頑張ります。
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