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2022年1月に読んだ旅の本を紹介します!【旅エッセイ・紀行文など】

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皆さん、あけましておめでとうございます。

ついこの前まで2021年かと思っていた矢先、既に1ヶ月が経とうとしているこの頃です。

相変わらず旅行に出かけることも少なくなり、旅気分に浸りたい方も多いのではないでしょうか?

2020年11月に始めた『今月読んだ旅の本』を今年も紹介していきたいと思います!

今月は日本国内を旅する物語から世界各国の添乗員さんの物語まで!旅小説多めです!

お時間ある方旅の本を探している方などは是非ご参考にしてみてください。

それではいきます!

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夢より短い旅の果て 鉄道旅ミステリー/ 柴田よしき 著

本のあらすじ

大学生になった四十九院香澄は、鉄道旅同好会にどうしても入りたいある理由があった。

三年前に起きたある事件の真相を求めてさまざまな鉄道旅に繰り出すが、次第に鉄道で移動していくことの楽しさや面白さを知っていく…。

こどもの国線、氷見線、飯田線など実在する路線が舞台で、思わず旅に出たくなる1冊。

感想

鉄道で旅をする紀行文でもあり、少し不思議なミステリーでもある感じ。

ミステリーと言っても殺人事件が起こるようなことはない。日常に潜む不思議なもの程度。 

『鉄道で旅をするということは、他の誰かの人生と乗り合わせること。ひと時、同じ方向に向かって同じ速度で進んでみる

とても素敵な考え方でした。 旅先で乗る鉄道の時間が非日常に感じられて、個人的に好きです。

愛より優しい旅の空 鉄道旅ミステリー2/ 柴田よしき 著

本のあらすじ

行方不明の叔父を探すため鉄道の旅を続ける香澄だが、さまざまな人と出会い次第に変化が訪れる。

京急の歌う電車南阿蘇鉄道を乗って探した美しい蝶、小海線の大カーブをめぐる考察など今作も実在する鉄道の数々。

震災の爪痕が残る東北へ赴きひとつの路線がつなぐ人々の想いが心揺さぶる、鉄道旅ミステリ第二弾!

感想

前作同様、実在する鉄道を交えながら話が進む。その内容はマニアックなものまで。

主人公の心の成長と葛藤。東北の震災の影響を感じさせ心に残りました。

鉄道を利用して、東北の旅に出たくなる1冊です。

森見登美彦の京都ぐるぐる案内 / 森見登美彦 著

本のあらすじ

小説家・森見登美彦が育った地。さまざまな傑作が舞台となった“京都”

この本を持ち歩いて森見ワールド全開のエッセイと共に、ただの街歩きとは一味違う京都観光はいかがでしょう。

感想

京都観光には必読の本!というよりは、森見登美彦ファンが持って観光するのに嬉しい一冊。

作品の舞台となった場所を作品の一節と共に紹介。  改めて本を読み直したくなります

空港時光 / 温又柔 著

本のあらすじ

日本から台湾台湾から日本の空港を舞台にした10つのショートエッセイ

台湾という国の複雑さを日本人は思いのほか知らない。

台北生まれで日本で育った著者が綴る台湾と日本との距離を考える1冊。

感想

日本と台湾を行き来する空港での短編集。日本と台湾の関係日本と台湾と中国との関係。日本史でも世界史でも触れることが多くないが知っておくべきことがたくさんある。 

日本国籍を保有し、日本で生まれ日本で育った人たちは、空港やイミグレーションで国籍を意識することはほとんどないだろう。

自分もその一人だった。 パスポートをみせるあの空間にも色々な物語があるんだあ

たまごの旅人 / 近藤史恵 著

本のあらすじ

念願だった海外旅行の添乗員になることができた主人公。

ツアー中は、初めて会う参加客と初めての土地を案内する悪戦苦闘の日々。アイスランドを皮切りに、スロベニア、パリ、西安で、ツアー参加客の特別な瞬間に寄り添う。

悩みながらも旅を続けていく

感想

ツアーあるあるがつまってる!こんな旅が懐かしいと感じるようになってしまった。

添乗員同行の海外旅行はいつできるようになるんだろう。パッケージツアーは、休みが中々取れない人たちや旅慣れていない人にとって安心して旅行に行けるツアーだと思う。

旅や旅行のかたちは人ぞれぞれ。 誰かにとって大切な記憶に残る旅ができるその日まで添乗員さんたちには頑張ってほしい。

旅の断片 / 若菜晃子 著

本のあらすじ

登山の専門出版社の編集者を経て文筆家として活躍している著者。

主観的に感じた旅の記憶を短く切り取ったエッセイ

旅先はメキシコ、イギリス、キプロス島、インド、ロシアのサハリン、スリランカなど多種多様。

感想

旅の記憶、まさしくタイトル通り『旅の断片』を綴る短編エッセイ。短い物語や何気ない旅の一コマの中にも、旅に出たいと思わせてくれる一冊。 

どこから読んでも旅が広がっていて、寝る前に何ページか読んでを繰り返してた。 こんな風に旅の記憶をどこかに残せたらいいな。

終わりに

今年もたくさんの本との出会いがありますように。

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